13:00 ~ 13:10 | 
                        開会挨拶 
                         (一社)佐賀県地質調査業協会 理事長 原  裕
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                        13:15 ~ 14:45 | 
                        「地下資源採取における環境問題と新たな吸着剤の役割」 
                        講 師: ○荒木 宏之 氏(佐賀大学低平地沿岸海域研究センター長・教授) 
                               三島 悠一郎 氏(佐賀大学工学系研究科都市工学専攻・講師) 
                         
                        概 要: 各種鉱物、熱水、地下水などの地下資源採取に伴う水環境問題の事例を概観すると共に、演者らが新たに開発したゼオライトとハイドロタルサイトを一つの材料として合成したハイブリット吸着剤(陽・陰イオン交換材料)による各種物質の吸着特性を示し、地下資源採取に伴う主に水質問題の解決へこれらの吸着剤がどのように貢献できるかについて考える。 
                        また、開発した吸着剤を用いた有用資源の回収についても述べる。
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                        14:45 ~ 15:10 | 
                        休憩
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                        15:10 ~ 16:40 | 
                        「バングラデシュにおける地下水砒素汚染とその対策」 
                        講 師: 横田 漠 氏 (NPO「アジア砒素ネットワーク(ANN)」理事長、宮崎大学名誉教授・国際連携センター特任教授)
  
                        概 要: バングラデシュでは飲料水はすべて地下水に依存しているが、全国の井戸水は約30%が砒素に汚染されている。砒素汚染は地質由来のもので、ヒマラヤ隆起に伴って生成された花崗岩中がガンジス川により風化、運搬される中で同岩中の砒素が地層中に堆積された、と言われている。 
                         地下水中の砒素濃度は鉄濃度と比例的関係にあり、砒素の地層中での堆積は河川や海中における鉄との共沈で起こっていると考えられている。本セミナーではこの砒素溶出メカニズム、および砒素除去装置等について講演する。なお、砒素除去装置は、砒素を含む地下水を取水槽で曝気し、酸化された鉄を砂利槽で砒素と共沈させるものであり、溶出メカニズムを逆用した自然循環型のものといえる。
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                        16:45 ~ 16:55 | 
                        閉会挨拶 
                         (一社)佐賀県地質調査業協会 副理事長 真弓 幸慈
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